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管理人のまさきと申します。スケール、キャラクター問わず作るなんでも屋モデラーです

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初めて作る戦車モデルキットの選び方


プラモデルのファンの間では戦車に関連するジャンルをまとめてAFVと呼んでいます。AFVとはArmored Fighting Vehicle(装甲された戦闘車両)というのが本来の意味ですが模型のジャンルでは装甲されていない軍用車、軍用トラック 大砲、兵士のフィギュアまで含めてAFVというジャンルで呼ばれることが多いです。AFVでは日本の模型メーカー、タミヤの ミリタリーミニチュアシリーズという歴史が長く大変充実したシリーズがありこの「ミリタリーミニチュアシリーズ」のスケールの1/35が世界的に標準になっています。また最近タミヤでは1/48スケールのAFVにも力をいれています。この1/48スケールの製品展開はミタリーモデル初心者も意識しているところがあり、初めてのAFVモデルにはこの1/48スケールを選択するのも良いかと思いますがシャーシが金属製のものがセットされており、接着には瞬間接着剤が必要になるなど注意する部分もあります。
このAFVというジャンルは戦争に直結するものだけあり、拒絶反応を示す方もいらっしゃるかと思いますがプラモデルのジャンルでは安定した人気があります。先の1/35、1/48スケールの他に1/72、1/76、1/16など色々なスケールのシリーズが存在し小型モデルから大型モデルまで幅広く楽しむことができますし、ジオラマを作る方が多いのもこの分野ですがプラモデル入門者にとってはとっつきやすいジャンルではないかと思います。もしも初めて作るプラモデルをスケールモデルで探してみたいという方にはAFVをおすすめしたいと思います。その理由として

一部のトラックや内部インテリアが再現されているキットを除き組み立てがすべて済んでから一気に塗装にとりかかれる。(ハッチを閉じた状態なら内部は一切見えませんので外側だけの塗装で済みます)

車両の色はツヤ消し塗装がほとんどで、塗装前の下地処理、塗装面に付くゴミやほこりにあまりシビアにならなくとも良い。(傷の無い滑らかな表面処理をするカーモデルとは対照的にAFVではわざと表面を荒く加工して鋳造装甲らしさを演出する時もあります。)また迷彩模様の車両も多いが時代、国により単色塗装の車両も多く存在し自分の技量で選択できる。

細かい部品を無くしたり破損したりしても戦闘で脱落したとか、傷ついたという荒技でごまかせる。(実際激しい戦闘でフェンダーや車外装備の工具類が脱落していたり薄い鉄板の部分が凹んでいる車両の写真を多く見かけます。また車体後部に大量の荷物などを搭載していたり一部シートが掛けてあったりと部品の欠品をごまかせる要素は多いです。)
AFV模型は工場から出荷したての新品の状態よりも戦場で実際使用されている状態を再現した作品がほとんどで砂埃や泥で汚れた状態を再現したり、風雨にさらされた事による車体の退色、塗料のはがれ、錆を表現したりするウェザリングと呼ばれるテクニックを駆使して数十グラムのプラ模型を数十トンの鋼鉄の固まりに見せるのが醍醐味の一つかと思います。また付属する戦車兵や兵士のフィギュアも是非一緒に作りたいところです。

このウェザリングというテクニックはAFVだけでなく幅広いジャンルのキット作りに応用が出来るテクニックですので是非マスターしておくことをお勧めします。

初めて戦車キットを購入するうえで一番注意することは輸入キットに多いがキャタピラを一枚一枚繋いでいくタイプのキットがあります。このタイプの組み立ては大変面倒で根気のいる作業です。またきれいに仕上げるにはある程度の慣れやコツが必要で、組み立てるには一番の障害になるかと思います。 プラモ講座のブログでこのタイプのキャタピラのキットを制作していますので参考にしてください。
チョー初心者のためのプラモ講座 ストームタイガーの制作2

作り易さよりリアルさを追求するため最近はこのようなキットが増えています。もう少しキャタピラについて説明しますと初期の戦車模型のキャタピラは両端の接合部を熱したドライバーなどで焼止めして輪にして転輪に巻き付けるというベルト式の簡単なものでした。その後一枚一枚接着していくタイプの物が1/35スケールで登場し、さらに進化しピンや針金で実物同様可動するものが発売されるようなりました。キャタピラは戦車模型では完成後の見栄えに大きく影響する部分でファンの要求に答えると結果的にこうなるかもしれません。現在タミヤの新製品では組み立て易さを考慮し転輪に巻き付く部分を一枚一枚組み立て、その他の部分は一体成型された部品を組み合わせるタイプのものも多くなっています。タミヤ1/48スケールの戦車はすべてこのタイプのものだったと思いますが1/35スケールの製品では更に組み立て易さに配慮し、ベルト式のキャタピラもセットしてある製品もあります。なお現在のベルト式のキャタピラは焼き止めではなくプラモデル用の接着剤で繋げるように改良されています。一枚一枚繋げるものと比べるとまだこちらのほうがはるかに組み立て易いと思います。戦車模型を初めて購入するときはまずこのキャタピラの部品を確認して自分のやる気や技量と相談したらいかがでしょうか?また最初の作品にはキャタピラではなくタイヤが付いているジープなどの軍用車、装輪装甲車や軍用トラックを選んでみるのも良い選択かと思います。

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入門には国内メーカーの製品をお勧めしたいというのはAFVというジャンルでも共通していますが、現在では特に量販店のAFVコーナーの棚を見るとこのジャンルには国内メーカーの製品よりも海外メーカーの輸入キットがかなりの面積を占めるようになってきており無視できなくなっています。このジャンルに詳しくない方にとっては見慣れないメーカーの製品が沢山あるという印象を持たれるかもしれませんが特にその中でもドラゴン、トランぺッター、AFVクラブといったアジア系メーカーが店頭の輸入キットの大部分を占めているのが多くの量販店の現状です。そしてそのメーカー同士でもし烈なシェア争いをしており、時に同時期に同じアイテムが各メーカーから発売され店頭に並ぶなどAFVモデルファンでも戸惑うような状況が見られます。どのメーカーもファンにとって魅力的な製品を次々開発しており造形のレベルも高く評価されていますが、プラモデルやAFVモデルの入門用にこれらの製品を見た場合、一部に過剰なサービスを思わせるような部品数の多さ(不要パーツも多く必要なパーツの選択に迷います。)や説明書の間違いなどが問題としてあり、自分の意見としてはやはり初めて作るAFVキットにこれらのメーカーの製品は勧めにくいです。

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