シングルアクションかダブルアクションか? ハンドピースの選び方
このページではエアーブラシの「ブラシ(筆)」の部分。つまり塗料を吹き付けるための道具の「ハンドピース」について解説します。まずハンドピースを選ぶ上でよく話題になるのが「シングルアクション」タイプか「ダブルアクション」タイプを選ぶのかという事です。両者の特徴は下に図で掲載しましたのでご覧ください。シングルアクションは名前のようにボタンを押してエアーと塗料を噴射するという一つの動作で操作するハンドピースに対して、ダブルアクションはボタンを押して引くという動作が加わります。よくシングルアクションのタイプは初心者向けと紹介されそのメリットとして「価格が安い」と「扱いやすい」という事があげられます。それを見て「最初はシングルタイプを選んだほうがいいのかな?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし自分は最初に選ぶハンドピースをあえてシングルアクションを意識する必要はないかと思います。価格の違いといっても数千円のことですし、ダブルアクションの操作もすぐに慣れて使いこなせるようになるでしょう。シングルアクションは塗料の量を調整する場合はいちいちダイアルを回して操作しなければならず煩わしい場合があります。それはそれで用途によってはダイアルの調整で常に一定量の塗料が噴射できるというシングルタイプの特長が生かされる使い方(例えばサーフェサー専用機、大型モデル塗装用)がありますが、まずプラモデル塗装用の最初一本を選ぶとすると、手元で塗料の噴射量をコントロールできるダブルアクションの方がいろいろな場面に対応ができると思います。私の考えとしてはこの2種類の選択に悩まれている方にはダブルアクションをお勧めします。
シングルアクションタイプ
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シングルアクションタイプのハンドピースの操作はこの図のようにボタンを押す操作でエアーの量だけを操作します。 |
ダブルアクションタイプ
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ダブルアクションタイプのハンドピースの操作はこの図のようにボタンを押す操作でエアーと噴射する塗料の量をコントロールすることができます。 |
ノズル口径について
まず商品の紹介前にノズル口径についても説明させていただきます。ノズルとは塗料が吹き出る穴ですが0.3ミリが標準的なサイズとされており、まず一本パンドピースを購入するという方には特別な目的が無い限りこの口径をお勧めしたいと思います。そして大雑把に言うとこの0.3ミリより細い径は細吹き用、太い径は広い面積用と区別されておりカップの容量などノズル口径に合わせた仕様に設計されていまairbrush3す。つまりノズル口径が細い製品は細かい塗装がし易いようにカップが邪魔にならない小さめのものが付いていたり、逆に太い径だと大容量のカップが標準で付いていたりします。ノズル口径が細いほどちょっとした塗料の中の固まりやゴミでノズルは詰まったりしますのでメンテナンスに注意する必要があります。
シングルアクションタイプ
大型モデルのボディ塗りなど繊細さをあまり要求しない塗装作業に向いています。
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タミヤ スプレーワーク HG シングルエアーブラシ
タミヤから発売されているシングルアクションのハンドピース。同社のHGコンプレッサーレボやHGコンプレッサーに接続しての使用も可能で大容量のカップが大型モデルの塗装には便利。ノズル口径0.3ミリ。
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クレオス エアブラシ プロコンBOY SAe(シングルアクション)
ノズル口径0.3ミリ。いかにも入門用といった感じだがこれでも十分色々な塗装がこなせそう。
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