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管理人のまさきと申します。スケール、キャラクター問わず作るなんでも屋モデラーです

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初めて作る飛行機モデルキットの選び方


40代以上の年代なら少年時代にゼロ戦やメッサーシュミットなど聞くとワクワクとした思い出のある方も多いのではないかと思います。飛行機のプラモデルも軍用機を中心にメジャーなものからマイナーなものまで数多くのアイテムが模型化されています。軍用機ではスケールは1/72と1/48が国内外で一般的です。旅客機では1/200スケールが販売されていますがあまり数は多くなく旅客機ファンにとっては寂しい状態です。

初心者の方は手頃な大きさで部品数も控えめな1/72のプロペラ機に挑戦してみたらいかがでしょうか?とはいうものの飛行機ファンで「ぜひ作りたいアイテムがある」という方ではなく「なんとなく飛行機を作ってみようかな」という方には初めて作るプラモデルに飛行機を選択するというのは自分はあまり積極的におすすめできません。
飛行機を作りたいという人の中にはガンプラ(ガンダムもプラモデル)のように「組み立てるだけで色は塗らなくてもよい」という方はあまりみえないと思いますので合わせ目消し、塗装までこなし完成させることを前提に制作をはじめてみると色々戸惑う場面が出てくるかと想像できるからです。その例として


● 機体色が一色で済むのは稀で、何色か塗り分けたり、迷彩塗装する必要がある。またキャノピー(風防)の枠を塗り分けるのは大変細かい作業で慎重な作業が必要

●精度のある組み立てが必要。たとえば翼の角度が左右違ってしまうと非常にみっともない。場合によっては部品をセロテープなどで留めて組み立ててみる仮組で部品同士の「合い」を調整する必要がある。機体に付いている細い溝(筋彫り)が部品接着後の整形のためのヤスリがけ、ペーパーがけで部分的に消えてしまうので掘り直す必要がある。

● 機体によってはデカール(水に着けて台紙からはがして模型の表面に転写するシール。)貼りが大変なものがある。貼る数が多かったり、こまかい、細いラインがあるなど。そして意外に面積の大きいデカールもコツを掴んでいないと破いてしまうなどミスすることがある

こんな事ばかり書いていると飛行機模型は面倒で難しいと言うようなネガティブにとらえがちですが、要するに飛行機模型はプラモデル作りの基本的な技術を問われるようなジャンルではないかと思っています。ガンプラのようにピンを差し込めばピッタリと部品がはまり、角度のついた翼もきっちり揃うという物はプラモデルの中では特別な存在で、接着剤を使って組立てるスケールモデルは大なり小なり部品同士の調整が必要で、特に飛行機はそういった基本工作をしっかりとすることが仕上がりに大きく影響してくるゴマカシが効きにくいアイテムではないかと思っています。逆に言うと作る方の技量が作品に正直に反映され他の人と仕上がりに差をつけたい方にとっては腕を振るうチャンスが多くなるとも考えられます。もちろん飛行機ファンであれば無理に他のアイテムを作る必要もなく、上に挙げたような点を注意して初めて作る飛行機キットをじっくりと取り組んでいただくのも良いと思いますし、プラモ作りに慣れてくると逆に上のようなことが作る楽しさに変わり本来のプラモデル作りの醍醐味が味わえると思います。飛行機に興味があったら是非キット制作に挑戦してみてください。

最近は「アイドルマスター機」と呼ばれる機体全面にアニメキャラクターが描かれたゲームに登場する飛行機がキット化され、スケールモデルと縁がなかった新しい購買層を取り込み今までにない売れ行きをみせているようです。ベースとなる飛行機は普通の軍用機のスケールモデルで制作にはその技術が必要となります。そして塗装と共に大量のキャラクターのデカールがこのシリーズの最大の見せ場ですが初心者の方にとっては最終的な難関となるではないかと思います。シワになったり破いたりするとやり直しがきかなかったりしますので説明書でしっかり貼る位置を確認して、一度に大量に貼ろうとせずに今貼る部分だけ台紙ごと切り出し少量づつ水につけて貼っていきます。曲面部分にはデカールを柔らかくして馴染みやすくするデカール軟化剤が販売されていますが、それだけデカールが破れやすくなりますので注意が必要になります。
また飛行機をタマゴ型にデフォルメしたユニークなキット「たまごひこーきシリーズ」も手軽に楽しめる飛行機キットとして人気がありますが、部品の合が悪くすき間をパテで埋めたり、成型が必要な場合がありますので注意してください。以前は飛行機と言えばスケールモデルが当たり前でしたが現在では「たまごひこーき」や「アイドルマスター機」などの登場で幅広く楽しめるようになってきました。

●↓制作ブログで制作の流れを参考にしてください。

チョー初心者のためのプラモ講座 タミヤ1/48 F15Jの制作1

チョー初心者のためのプラモ講座 一緒にたまごひこーきのF15も作ってみた。

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